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​省エネ補助金額計算

省エネ補助金

R3年度モーター類・変圧器の補助額の計算例

製造業の機械系として「指定設備導入事業」のうちユーティリティ設備の産業用モーター・変圧器に関して補助額の算出方法を確認したいと思います。
まずモーターと一括りにされていますが圧縮機・送風機・ポンプ・モーター単体の種別で登録されており
IE3以上のモーターが設備に導入されることになります。

変圧器は油入変圧器・モールド変圧器でkVA あたりの補助額が変わります。
対象となる製品型式は環境共創イニシアチブに登録されています。

こちらの補助金は製造業・建設業の方にご活用いただける制度に

​なっています。

​計算方法について

私がおすすめしたいモーター類を例にして計算方法を説明いたします。原油換算使用量は採択の基準にかかわってくる数値の為、この数値をクリアした場合にkwあたりの補助額が出る仕組みになっています。

省エネ既存.PNG
省エネ導入予定モーター.PNG

既存設備原油換算使用量[kl/年]-導入予定設備原油換算使用量[kl/年]=省エネルギー量[kl/年]

モーター単体・ポンプ・送風機 12,000[円/kw]
圧縮機 給油式 25000[円/kw]  無給油式 40000[円/kw] 

①補助金額=補助対象設備の能力kWx能力当たりの補助金額[円/kw] x導入台数
②補助金額=補助対象設備の種別(性能区分)当たりの補助金額[円] x導入台数

のどちらか低い額になります。

※上記算出例①又は②の設備区分毎の算出額と、設備区分毎の補助対象経費の2分の1の額との
いずれか低い額を補助金申請額とする。

次に採択結果の省エネ率の平均が高めのため、事前に省エネ率の計算を行っておきたいですが、一般の販売単価に対して補助率が高く販売しやすい「変圧器」に関してみてみたいと思います。

トップランナー変圧器として型式の登録をされているものになりますので

審査基準が厳しく 日立産機システム・三菱電機・​富士電機・北陸電気製造の4社のみの取扱いになります​。

申請件数53件に対して採択件数33件 申請自体は少なく​平均省エネ率は56.3%なので

採択には事前に省エネ率を見ておきたいですが、高い補助金額率と実際に稼働時は常時通電となる為、電力の削減の観点からもユーザーへ提案しやすい分野になります。

変圧器 導入予定.PNG
変圧器 既存.PNG

​モーターと同じく下記の省エネルギー量から算出して採択に臨みますので

上記数値から換算して、ある程度の省エネ量が見込めるようにして申請を行うかどうか

決めておきたいところです。

既存設備原油換算使用量[kl/年]-導入予定設備原油換算使用量[kl/年]=省エネルギー量[kl/年]

​油入変圧器 2,000(円/kVA)・モールド変圧器3,000(円/kVA)で定格容量当たりの補助金額が違います。

​それぞれ絶縁材料として絶縁油と絶縁材料のどちらを使用するかで別れております。

定格容量  200kVA  × ​油入変圧器 2,000(円/kVA) 

            = 400,000   (補助金額) 

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